緑と風が快適な尾根道
シーズン中の週末ともなれば、登山にキャンプに人の溢れる奥多摩。
誉れ高き青梅線の終着駅にして、東京にある大自然の玄関口の
ひとつである奥多摩駅は、多くの山行コースの出発点となる。
今回の登山口も、奥多摩駅から徒歩で辿り着くことができ、愛宕山、
鋸山などを踏んで、奥多摩主脈縦走路に至る入口である。
<大岳山のコース>
縦走する途中で山頂を踏む形になる。御岳山からも、御前山からも
辿り着ける。
これは反面、大岳山までの距離が短くはないことを意味して、
実際ショートコースにはなりえない。
しっかりとした装備が必要と考えられる。
<今回のコンセプト>
青梅線沿線から歩く、奥多摩の山々の諸コースを知る
足がかりを得る。
また、下山する秋川渓谷の周辺を把握する。
<山行記録>
奥多摩駅(08:51)-登山口(09:07)-登計峠(09:21)-
-小休憩(09:45~09:54)-大天狗の岩峰(10:06)-
-小休憩(10:57~10:59)-御前山分岐(11:29)-
-鋸山山頂(11:34~11:54)-馬頭刈尾根分岐(12:59~13:06)-
-大岳山山頂(13:31~13:42)-大岳山荘(13:58~14:05)-
-馬頭刈尾根分岐(14:16)-白倉分岐(14:27)-
-大滝・大岳鍾乳洞分岐(14:30)-小展望台(14:36)-
-富士見台(14:45~13:52)-つづら岩(15:10)-
-綾滝・天狗滝分岐(15:17)-小休憩(15:38~15:41)-
-千足分岐(16:03)-鶴脚山(16:08)-泉沢分岐(16:26)-
-泉沢・和田向バス停分岐(16:29)-馬頭刈山山頂(16:31~16:42)-
-高明神社跡(17:00)-荷田子バス停分岐(17:22)-
-瀬音の湯・登山口(18:10)-戸倉にあるコンビニ(18:50~18:55)-
-武蔵五日市駅(19:25)
・奥多摩駅を出て左に行く(坂を下る)と、青梅街道に出る。
これを横断して昭和橋を渡ると、橋のたもと右側に登山口がある。
・登山口からはしばらく急登。その締めくくりに急な石段がある。
愛宕神社の参道を歩いているためで、登計峠を越えて反対側の
車道に出るまでが愛宕山の山域。
・愛宕神社の鳥居をくぐったら、車道を抜けて林道に入る。道標あり。
・鋸山までは、杉林あり、快適な尾根道あり、岩場ありの登山道。
時間がかかるので、気長に楽しみながら歩くのがよい。
・鋸山山頂から先は、奥多摩主脈縦走路で、大岳山下の
馬頭刈尾根分岐(西側)までの間は極めて快適。
馬頭刈は、まずかりと読む。
・馬頭刈尾根分岐(西側)からは露岩帯を通過して山頂に出る。
馬頭刈尾根分岐(東側・大岳山荘側)の方が登りやすく、
下りやすいので、コンディションが悪ければ、東側の分岐まで
迂回して登頂するのも一考。
・大岳山荘はトイレがあり、眺望も良いので、休憩場所として
立ち寄って損はない。ここで一泊して、贅沢で余裕のある
山行を計画するのも一考。
・大岳山荘から馬頭刈尾根方向に入り、しばらく歩くと快適な
尾根道となる。晴れていれば、新緑の時期であれば、
紅葉が美しい時期であれば、などなどの楽しみ方ができよう。
・馬頭刈山の西側には鶴脚山がある。また、東側には高明山がある。
高明山は道標では光明山と記されている。実際には高明山の山頂と
思える場所は通過せず、高明神社跡を確認できる。
・馬頭刈山を下りきると、瀬音の湯への吊橋に出る。ここから
瀬音の湯までは、まだまだ歩くので、安堵しないこと。
・吊橋から瀬音の湯までの間は、不愉快なハゲ山を歩く。
下山者を湯場まで導き、湯場の利用客を登山道へ導くために、
瀬音の湯の開業にあわせて木が切り倒されたのであろう。
その小山は人間の経済活動の間違った一面を覗かせている。
自然との共存が提唱され、急務となっている21世紀の今日にあって、
共存を図るどころか、積極的に破壊して施設を開発するなど、
論外中の論外ではなかろうか。
こんなことをしでかしてくれるなら、湯場などいらない。
元の杉林(林業用だと思う)に戻してほしい。
・瀬音の湯にバス停がある。概ね毎時間、バスの設定があるが、
本数は少ない。瀬音の湯始発のバスがない場合は、施設から
徒歩10分の場所にある十里木(じゅうりぎ)のバス停を使うと
桧原街道を走る路線バスにも乗れる。
・瀬音の湯から武蔵五日市駅までは徒歩可能。約1時間。桧原街道を
下っていくなだらかな舗装道。戸倉まで歩けばコンビニがあり、
諸品補給が可能。
<所感>
ロングコース。道中いずれの山頂も標高はそれほどでもないが、
岩場の通過あり、山小屋あり、眺望ありで楽しめる。
距離は決して短くはなく、本当にロングコースとなる。必要なのは、
覚悟や気合ではなく、脚力・体力・判断力。
奥多摩主脈従走路を含め、分岐点(他山へのルート)を確認できる。
これは、他コースの計画に役立つもので、青梅駅から奥多摩駅間の
各駅を出発点とするコース設定、また五日市線へ下りるコース設定の
参考になる。
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