汽笛がきこえる山頂
のどかなで超ローカルな内房線に揺られること一時間以上、
電車が浜金谷の駅に差し掛かると、奇妙な岩山が見えてくる。
この岩山こそ、誉れ高き鋸山である。
岩山は往々にして個性的になりがちだが、鋸山も例外ではない。
東西に伸びる鋸の刃状の稜線、人工的に切り出された形跡が
はっきりと残る岩肌。遠目に見ても特異で、期待が高まる。
<鋸山のコース>
鋸山は東西に延びる山で、登山コースは北側から登る表鋸の
複数のコースと、南側から登る裏鋸のコースがある。
表鋸は浜金谷の駅から、裏鋸は保田の駅からアプローチできる。
表鋸のコースは、観月台コース、車力道コース、 沢コース、
林道コース、大沢水仙の里コースの複数コースがある。
<今回のコンセプト>
一等三角点がある本物の山頂を踏みつつも、日本寺境内の
観光ポイントもはずさない。その上、表鋸のコースを可能な限り
把握できるように試みる。
<山行記録>
浜金谷駅(08:21)-観月台登山口(08:37)-観月台(08:46~08:49)-
-新道分岐(09:02)-石切場(09:10)-新道分岐(09:19)-
-日本寺北口・百尺観音(拝観料600円、09:26~09:30)-
-瑠璃光台展望台・地獄のぞき(09:36~09:40)-〔千五百羅漢が点在〕-
-鋸山大仏(10:10)-瑠璃光台展望台(10:24~10:34)-
-日本寺北口(10:41)-新道分岐(10:46)-石切場分岐(10:50)-
-洞穴分岐(10:52)-〔石段・絶景〕-東京湾展望台(11:08~11:10)-
-鋸山山頂・一等三角点(11:25~11:29)-
-東京湾展望台下(11:43~12:03)-車力道登山口(12:30)-
-観月台登山口(12:47)-浜金谷駅(13:00~13:30)
・浜金谷駅から観月台登山口までは道標があって迷わない。内房線の
線路下をくぐって最初の分岐を左に行くと沢コース(東の肩)。
・観月台から進んで最初の分岐を右に行くと日本寺北口に辿り着く。
ここから日本寺に入ることができるが、登頂が目的であれば不要。
・日本寺境内では、地獄のぞき、千五百羅漢、大仏を拝観できるが、
一旦、山頂を下って南側へ下りていくことになる。
・観月台から進んで最初の分岐を左に行くと、山頂方面となる。
・石切場は本道から分岐を入って、また本道に戻ってくる。絶景。
・洞穴を抜け更に進むと石段がある。決して楽ではないが、絶景。
・東京湾展望台は、鋸山で最も眺望が良い。房総の山ならではの景色。
・東京湾展望台から山頂までは登り下りの稜線歩き(眺望なし)。
・山頂に到達するまでに分岐がある。柵があって右には進めない。
これは千葉テレビの放送台があるためで、道なりに迂回路を下る。
・山頂に一等三角点がある。林道口へのコースは裏鋸コース。
・下りは車力道コースを下る。
<所感>
標高はないが、登りは楽ではない。これは短い距離で高さを稼ぐためで、
ブランクがあると案外つらい。観月台コースは登り(往路)には向かず、
車力道コースを登り(往路)として、下り(復路)で観月台コースを見るとよい。
日本寺境内で千五百羅漢と大仏を拝観した後、そのまま表参道を下って
下山するのもよい。鋸山の南側に下ることになるので、保田の駅へ歩ける。
山頂は日本寺境内にはなく、東京湾展望台から眺望も楽しめてしまうので、
無理に日本寺境内に立ち入る必要はない(=拝観料は必要ない)。
山頂は広くはなく、眺望は限られている。
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